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◆研究会の設立の主旨
今、世界は経済性だけの医療や効率だけの社会から脱却して、
高齢化社会、小子化社会と言った状況で、環境、医療、住宅、通信運輸等に
関する諸問題が鬱積しております。問題解決のため、ありとあらゆる分野で、本
来あるべき「人に優しい」というコンセプトで協同して動き出しているように思わ れます。
従来のように医療だけと言った一分野に留まったり、専門性のみを主張する
というあり方ではグローバルな考え方からも取り残されて行くことは目に見えて おります。市民のためにあらゆる分野の専門家と連帯し、生活の質を高めるた めの方策が今日的な課題として求められつつあります。
現代人は様々な種類のストレスにさらされています。そのうち、冷え過ぎたク
ーラーによる急激な低温環境への暴露は、体温の調整を霍乱し、自律神経を 介して様々な疼痛性 神経痛・頭痛)、慢性関節リウマチ、月経困難症、膀胱 炎・頻尿、胃腸虚弱、易感染性などの疾病・病態を発生させる引き金ともなりま す。また「冷え症」は、若年の女性に多いと思われがちですが、男性でも訴えら れる方がおられます。我々は「冷え症」を何となく認識していますが、現在でも 様々な疑問点が残っています。
例えば
・なぜ「冷え症」を起こしやすい人とそうでない人がいるのか?
・主観的な冷感とさまざまな客観データーとの関連はどうか?
私どもは、このような患者さんに対して、主に漢方薬で治療していますが、
おそらくそれ以外にも有効な治療法があるのではないかと思われます。
さらに、冷え症の実態解明には西洋科学的な手法も必要でしょうし、予防法と
して栄養学・食養生、被服・衣行動の指導、住宅・環境整備その他が含まれる と思います。
今回設立した研究会は、対象を医師のみとせず、様々な角度から冷え症に
関わる研究をなされている方にも参加していただき、冷え症が健康に及ぼす
被害や対処法について、それぞれの立場で研究の結果を持ち寄りながら、
冷え症を克服していく方法を見出していこうと考えております。
以上が私たちが設立を目指す研究会の主旨であります。
「冷え症」治療に皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます
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